1. 「10人一律」にするためのコスト
LCCの価格決定アルゴリズム(ダイナミックプライシング)は、1席売れるごとに価格が階段状に上がっていきます。個人で1席ずつ買うと、1〜3人目は最安値、4〜7人目は少し高く……となりますが、団体予約は「10人全員が同じ価格」でなければなりません。このため、航空会社は「最後に売る10人目の高い価格」をベースに見積もりを作るため、結果として合計金額が高くなるパターンが多いのです。
2. 名前の変更が自由自在?
個人予約では予約時にパスポート名が必要ですが、団体予約では「名前の提出は出発の1〜2週間前まででOK」という会社が多いです。つまり、「誰が行くか決まっていないが、とりあえず10人分の枠だけ押さえる」という、幹事さんにとって最も心理的負担が少ない管理が可能になります。これは、メンバーの入れ替えが起きやすい団体旅行では最大のメリットです。
3. 支払いとキャンセル規定の違い
個人予約は「即時決済」が基本ですが、団体予約は「申込金」を支払い、残金を後日振り込むといった柔軟な対応が可能な場合があります。ただし、キャンセル規定は厳格で、一定期間を過ぎると座席を減らす(減員)にも手数料がかかるため、最終的な人数をいつ確定させるかのスケジュール管理が重要になります。