最後の「1,000円加算」でガッカリしないために。LCC手数料の正体と回避術

LCC 支払い手数料 隠れたコスト 解説

スカイスキャナーなどの比較サイトで「5,000円」の航空券を見つけ、LCCの公式サイトへ。必要事項を入力し、いざ決済画面へ進むと、合計金額が「7,500円」に跳ね上がっている……。多くの旅行者が経験するこの不快な驚きの正体は、支払い手数料空港諸税です。特にLCCでは、一般的なオンラインショッピングでは無料が当たり前のクレジットカード決済にも、高額な手数料を課しています。2026年、なぜこの「手数料」が存在するのか、そして最も安く決済するための裏技をファイナンシャルプランナーの視点から解説します。

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1. 支払い手数料:システム利用料という名のコスト転嫁

本来、店舗が負担すべきクレジットカード会社の決済手数料を、LCCは「支払い手数料」として直接ユーザーに請求します。驚くべきは、これが「一人あたり・一区間あたり」で発生する点です。例えば往復2名で予約し、手数料が1区間600円の場合、合計2,400円が最後に加算されます。これを知らずに予算を組んでいると、最後の最後で「安くない」と感じることになります。

2. 施設使用料:空港が徴収する「通行料」

【項目:PSFC / PSSC】
旅客施設使用料(PSFC):空港ターミナルの維持管理費。
旅客保安サービス料(PSSC):保安検査の運用費。
これらは航空会社の利益ではなく、空港会社に支払われるものです。成田第3ターミナルや関西第2ターミナルなど、LCC専用ターミナルはこの諸税が安く設定されているため、LCC運賃がさらに安くなる一因となっています。

3. 手数料負けしないための賢い買い方

一部のLCCでは、コンビニ払いにすることでカード払いより数百円安くなるケースもあります。しかし、コンビニへ行く手間と、予約の即時確定を天秤にかける必要があります。また、航空会社の独自ブランドカードや、プリペイド式のチャージ決済(ピーチの「ピーチポイント」等)を利用することで、この支払い手数料を無料、あるいは大幅割引にする方法も存在します。頻繁に同じLCCを使うなら、この方法が最強の節約術です。

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著者:旅行家・FP 真理

旅を資産形成の一環と捉えるファイナンシャルプランナー。これまで30カ国を旅し、各国の交通系手数料を1円単位で計算し続けてきた。「手数料を制する者は旅を制す」をモットーに、複雑な運賃規則を初心者にも分かりやすく噛み砕いて解説する。