15歳未満は一人で飛べない?LCC各社の「単独渡航」年齢制限と必須書類

LCC 未成年 単独渡航 同意書 制限 解説

留学やキャンプ、里帰りなどで、子供が一人で飛行機に乗る機会が増えています。大手航空会社には「アナカンパニード・マイナー(キッズおでかけサポート)」といった、地上係員やCAが付き添ってくれるサービスがありますが、LCC(格安航空会社)の多くはこの付き添いサービスを廃止、あるいは最初から提供していません。そのため、定められた年齢に達していない子供は、たとえ親の同意があってもLCCには乗ることができないのです。2026年、各社の年齢制限の境界線と、18歳未満が海外へ行く際に絶対に持っておくべき書類を公開します。

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1. 何歳から「一人前」と見なされるか

LCC各社で規定は異なりますが、一般的なラインは以下の通りです。
12歳未満:単独渡航は不可。18歳以上の同伴者が必要なケースが多い。
12歳以上15歳未満:エアアジアやジェットスターなど、一部の会社では単独渡航が可能だが、親の同意書が必須。
15歳以上:多くのLCCで大人として単独渡航が可能。
ただし、ピーチの国際線など「12歳以上であっても15歳未満は同伴者が必要」といった独自の厳しいルールを持つ会社もあるため、予約前に必ず「運送約款」を読み込む必要があります。

【持っておくべき書類】
未成年が片方の親のみ、あるいは親以外の大人と、または一人で海外へ行く際、多くの国(米国、東南アジア、欧州など)で「親権者による英文の渡航同意書」の提示を求められることがあります。これは児童誘拐や不法入国を防ぐための世界的な流れです。航空券が買えたからといって、入国審査をパスできる保証はありません。

3. フィリピン渡航の「WEG」という壁

特に厳しいのがフィリピンです。15歳未満の子供が親の同伴なしに入国する場合、WEG(Waiver of Exclusion Ground)という書類を事前に領事館等で申請し、現地到着時にも手数料を支払う必要があります。この手続きを知らずにLCCでセブ島などへ送り出そうとしても、成田や関空のカウンターでその場で「搭乗拒否」になります。

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著者:海外渡航アドバイザー 結衣

各国の査証(ビザ)制度や検疫、未成年の渡航ルールに精通したコンサルタント。自身の子供も中学生からLCCで海外留学させてきた経験を持つ。「安さ」の影にある「安全管理の自己責任」を親がいかに理解するかが、子供の自立を助けると説く。