同じ都市、違う空港。ロンドンとパリで LCC 乗り継ぎが「絶望」に変わる瞬間

欧州 LCC 空港間移動 ロンドン パリ 乗り継ぎ 2026 解説

欧州 LCC の旅で最も恐ろしい罠、それは「同じ都市名でありながら空港が 50km 以上離れている」ことです。ロンドン発の格安チケットを検索して安さに歓喜したのも束の間、到着はヒースロー(LHR)なのに出発はガトウィック(LGW)やスタンステッド(STN)だった……。「ただの乗り換え」と思って予約すると、高額なバス代と 3 時間以上の大移動を強いられることになります。2026年、欧米のハブ都市で「多重空港」をスマートに使い分け、乗り継ぎミスで旅を終わらせないための実戦的な時間を配分術を伝授します。

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1. ロンドン:迷宮の 6 空港乗り継ぎ

ロンドンにはヒースローをはじめ、ガトウィック、スタンステッド、ルートン、シティ、サウスエンドの 6 つの空港があります。特に LCC の多くは郊外のスタンステッドやルートンを利用します。 ・LHR 〜 LGW の移動:直行の空港バス(National Express)で約 1 時間強。料金は約 25 ポンド。 ・LHR 〜 STN の移動:バスで 1.5 〜 2 時間。鉄道なら一度ロンドン中心部のリバプールストリート駅まで行く必要があり、どんなに急いでも 3 時間は見ておく必要があります。

2. パリ:CDG 〜 Orly の「地下鉄道」攻略

【パリの移動ルール】
かつてあった直行の「エールフランス・シャトル(Le Bus Direct)」は廃止されました。 ・現在の最適解:RER B 線で Antony(アントニー)駅まで行き、そこから自動運転の Orlyval に乗り換えるルート。所要時間は約 1.5 時間。ただし、RER の駅構内はスリが多く、大きな荷物を持ってのエスカレーター移動は非常に体力を消耗します。

3. 乗り継ぎ時間は「5 時間」がボーダー

空港間を移動する場合、入国審査(40分)、荷物受け取り(20分)、空港間移動(90分)、チェックイン(60分)、保安検査(30分)と積み上げると、正味 4 時間以上 が消えていきます。わずかでもフライトが遅れれば即アウト。LCC ユーザーは、空港が異なる乗り継ぎには必ず 5 時間以上のマージン(あるいは中間地点での 1 泊)を設けるべきです。

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著者:欧州バックパッカー レジェンド 匠

欧州 45 カ国を 15 年間、LCC 一筋で巡り続けるベテラン旅行作家。現地のストライキ情報や鉄道の遅延傾向を肌感覚で捉えており、「空港間移動は最大のスポーツである」と語る。愛用はロンドンの交通系 IC カード「オイスター」の限定デザイン。